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2004.01.14(水)
VOL.255
ビブンセキブン
歌の歌詞を作る際に使われるテクニックとして「韻を踏む」という方法があります。「韻」とは、詩文において同一もしくは類似の響きをもつ言葉を一定の間隔あるいは一定の位置に並べることを指し、それを踏むという事はすなわち、詩句において一定の場所に同韻の言葉を置く事を意味します。(三省堂『大辞林第二版』より)まぁ解り易く言うと、似た発音の言葉を使用する事で、それにより曲そのものにテンポやノリの良さを与える事ができるんですね。
例えて言えば、B'zの『Seventh Heaven』という曲。この歌ではまずタイトルの「セブンスヘブン」に始まり、「たぶん」「気分」「部分」といったようにこの種だけでも韻踏みを実に有効に使い、曲に独特のノリの良さを与えているんですよね。
そう考えると「韻」というものは使い方によって、ある意味芸術的な価値すら見出せるものなのではないかな、とも思いました。・・・でも、でもね・・・。