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2006.02.09(木)
VOL.605
追憶の幻影
あれは去年の9月、残暑の厳しい日の事。
ワタシ達は確かにその身を寄せ合い、カラダとカラダをお互い離さず、長い間、ずっと長い間触れ合っていた。
だけど、ワタシが落ち着きを取り戻したその時、アナタはすぐに何処かへと消えてしまった。
安堵に満ち溢れたその表情だけを残して。
あれから半年。
ワタシが自我を失い、再び乱れたその時、アナタはすぐにやってきた。
そしてワタシとアナタは再び、触れ合う。
うん、また網戸が外れました。